PCメンテナンス知識1

【ホットプラグ】

コンピュータやサーバなどで、電源を入れた状態で、ハードディスクなどのパーツの脱着(交換・追加)や周辺機器のケーブルの抜き挿しが可能であること。
同じ意味で「ホットスワップ」が使われることがあるが、厳密には通電したままでパーツ交換をする行為を指す。
パソコンの周辺機器であれば、USBメモリを挿して即座にOSに認識され利用可能になる仕様がホットプラグ対応であり、接続方法としてのUSBの仕様で可能となっている。
サーバシステムなどでは、ハードディスクなどのパーツがホットプラグ対応となっていることで、障害が発生した場合にシステム停止させることなく、故障したパーツの交換・修理が可能になり、高い可用性(ハイアベイラビリティ)を維持することができるようになる。
ブレードサーバなどではCPUやメモリなどを含むサーバユニットであるブレードを他のサーバ(ブレード)に影響させずに、抜き挿しすることが可能となっており、さらに高い可用性を実現している。

 

Bluetooth

各国で免許不要で使用できるよう開放されている2.4GHz(ギガヘルツ)帯の電波を利用し、10m程度の範囲にある機器を相互に結んでデジタル通信を行うことができる。赤外線を用いる同種の技術と異なり小出力の電波を利用するため、互いに見通せない位置にある機器間でも電波が届く範囲ならば接続することができる。電波を送受信するトランシーバーは1cm角程度であり、小型軽量で消費電力も少なく安価に製造できるため、小さな電子機器にも容易に実装できる。
マウスやキーボードなど、パソコンと入出力機器との接続をワイヤレス化したり、スマートフォンなどの携帯機器とイヤホンやスピーカーなどを繋ぐ用途に普及している。初期の仕様では通信速度は最高1Mbps(メガビット毎秒)だったが、現在では最高24Mbpsまで可能となっている。IoT機器などでの利用を見越して従来の1/3の電力で動作するBLE(Bluetooth Low Energy)と呼ばれる派生仕様も追加された。

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【ディスプレイの性能】

ITの分野では、コンピュータなど電子機器・情報機器の出力装置の一つで、画面を発光させて像を映し出す表示装置(display device、ディスプレイ装置)のことをディスプレイと呼ぶことが多い。「モニター」(monitor)とも呼ばれる。コンピュータ本体とケーブルなどで接続する単体の機器と、コンピュータの筐体の一部に埋め込まれて利用される装置がある。
コンピュータの操作画面を映像として電気的に映し出し、処理状況の変化や利用者の操作に即時に反応して表示内容を変化させることができる。データとして記録された動画像を再生・表示することもできる。ディスプレイ以前に主要な出力装置として利用されていたのは印字装置(プリンタ)であり、状況や操作を表示内容にリアルタイムに反映する特徴は画期的で便利な特性だった。
ディスプレイの画面は格子状に規則正しく並んだ微細な画素(ドット、ピクセル)から成り、その発光状態を電気的に制御してコンピュータから受信した映像信号を表示する。画面(画素)そのものが発光する方式(CRT、有機ELなど)と、画面の背後に設置した光源(蛍光灯やLEDなど)からの光の透過度を制御して前面に光を発する方式(透過型液晶など)、太陽光など前面からの光の反射を利用する方式(反射型液晶など)がある。
最初に実用化されたのは「CRTディスプレイ」(CRT display)で、筐体奥の電子銃から電子線を発射し、蛍光面に衝突させて発光させる陰極線管(CRT:Cathode Ray Tube、ブラウン管)を利用したものだった。奥行きのある箱型の形状で重量が重く、消費電力が大きいが、発色が鮮明で視野角が広く、応答速度が速いという特徴がある。
近年広く普及しているのは薄型、軽量、低消費電力の「液晶ディスプレイ」(LCDLiquid Crystal Display)で、据え置き型の機器のほかにも、携帯機器の筐体に備え付けられた表示画面としても幅広く採用されている。当初欠点とされた視野角の狭さや応答速度の遅さ、発色の鈍さなども他の方式と遜色ないレベルに改善され、画面の大型化、画素の高密度化が進んでいる。

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【RJ-45】

EthernetISDNのケーブルを接続するために用いられる、8ピン式のコネクタ形状のことである。
RJ-45は、電話のモジュラージャックとして使用されているRJ-11に似た形をしている。プラスチック製で、取り外しを容易にするためのつまみが用意されている。RJ-45はRJ-11に比べてサイズがひと回り大きく、またRJ-11が6ピンであったのに対して、RJ-45では8ピンになっている。この形状はISO 8877として標準化されている。
RJ-45のケーブルは8心式のツイストペアケーブルなどである場合が多く、LANにおける10BASE-T100BASE-TXなどのコネクタとして多く利用されている。

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【ファイルの圧縮】

ファイルをメールに添付して送ったり、外付けHDDに移動させるときなどに、ファイルの容量はできるだけ小さいほうが扱いやすいものです。そこでファイルを「圧縮する」という技術がよく使われます。

ファイルの圧縮とは、圧縮プログラムを使ってファイルのサイズをコンパクトにすることを指します。この圧縮されたファイルを特に「圧縮ファイル」と呼びます。

自己解凍型の圧縮ファイルは、ダブルクリックで開くことができますが、それ以外は「解凍ソフト」が必要になってきます。

 

【USB端子の種類】

・USB

USB 1.0
USB 1.1
USB 2.0 Type A
USB 2.0 Type B
USB 3.0 Type A
USB 3.0 Type B
USB 3.1 Type C

miniUSB

mini USB Mini-A
mini USB Mini-B

・Micro USB

Micro USB Micro-A
Micro USB Micro-B
Micro USB 3.0 Micro-B

 

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【PDF】

従来の文書ファイルの形式は特定のアプリケーションソフトや制作環境に依存した方式となっており、正しく表示・印刷するためには作成時に用いたソフトやフォントファイルなどを入手して同じ環境を再現する必要があった。
PDFでは特定のソフトウェアや環境に依存せず独立して取り扱うことができる文書のデータ形式を定義しており、作成した文書をPDF形式に変換して配布・提供することで、閲覧側ではPDF表示ソフト(PDFビューワ)さえあればどのような環境でも制作時と同じように表示・印刷することができる。
PDF形式のファイルには文字情報だけでなく、フォントや文字の大きさ、字飾り、埋め込まれた画像、それらのレイアウトなどの情報を保存できる。ファイルサイズは増大するが、フォントの字形データ自体を埋め込んで保存することもでき、閲覧側にフォントファイルが用意されていなくても同じフォントで表示できる。

 

【メモリカード

電源を切っても情報が残るフラッシュメモリーという半導体を利用して作られたデータ保存用のカード。デジタルカメラや携帯電話で利用されている。PCカードをベースにしたコンパクトフラッシュ(CF)、ソニーが開発したメモリースティックとそれを小型にしたメモリースティックDuo、松下、東芝などの企業連合が開発したSDメモリーカードとそれを小型にしたminiSD富士写真フイルムオリンパスデジタルカメラ向けに開発したxDピクチャーカードなどがある。USB接続のリーダー・ライターなどを利用し、パソコンでもデータの読み書きが可能。ノート型を中心に、専用スロットを内蔵するパソコンも多い。

 

【拡張子の種類】

「.mp4」「.m4a」(MP4の拡張子)
最も多く使用されている動画ファイル形式の拡張子です。YouTubeニコニコ動画などでも使用されています。
高画質動画の拡張子として主流となっており、ハイビジョンにも対応。
また最新の機器であればほとんどに対応しているので、利便性に優れています。
「.avi」(AVIの拡張子)
Windows標準の動画ファイル形式に使われる拡張子です。昔から使用されていて汎用性の高いことや互換性があることが特徴。
さまざまなコーデックが格納できますが、その代わりに同じファイル形式であっても再生できないということもあります。
「.mov」(MOVの拡張子)
Apple社が開発した「Quick Time」という動画ファイル形式の拡張子。Macで動画編集や再生を行う場合に主流となる形式です。
汎用性が高いこと、さまざまなコーデックを格納できることが特徴。再生は「QuickTime Player」にて行います。

「.wmv」(WMVの拡張子)
マイクロソフトが開発した「Windows Media Video」の動画ファイル形式の拡張子です。
さまざまな環境で再生できることと普及率が高いこと、そして動画に著作権保護機能がつけられることが大きな特徴となっています。
「.flv」(FLVの拡張子)
Adobeが開発した動画ファイル形式「FLV」の拡張子です。YouTubeニコニコ動画などでも採用されています。
ブラウザ上で再生する場合は、「Adobe Flash Player」にて行います。
「.mkv」(MKVの拡張子)
オープンソースで開発された動画ファイル形式「Matroskaマトリョーシカ)」の拡張子。Windows10に標準対応しています。
映像と音声のほか、字幕も格納することができるのが特徴です。
「.mpg」(Mpeg-1の拡張子)
VCD(Video-CD)で採用されている動画ファイル形式の拡張子。VHS相当の低い画質となっていますが、パソコンの種類を問わず再生が可能であること、再生時の負荷が低いことが特徴です。
ただしファイルサイズは大きめとなっています。
「.mpg」(Mpeg-2の拡張子)
デジタル放送やDVD-Videoなどで採用されている動画ファイル形式の拡張子。
Mpeg-1よりも画質は高く、DVD相当です。圧縮率についてもMpeg-1よりは改善されています。
「.mp4」(MPEG-4の拡張子)
インターネットでの利用に適していることから、現在広く普及している動画ファイル形式の拡張子です。高画質で圧縮率も高いのが特徴。
WindowsでもMacでも標準サポートされており、再生もしやすくなっています。
ただし高画質で大きなサイズの動画にはあまり向いていません。
「.webm」(WebMの拡張子)
Googleが開発した動画ファイル形式の拡張子です。Web上で動画配信を行うことをメインの用途としており、YouTubeなどでも採用されています。

引用元

RJ-45とは アールジェイよんじゅうご: - IT用語辞典バイナリ

圧縮ファイルとは?

http://uzurea.net/usb-type-complate-list/

uzurea.net

http://e-words.jp/w/PDF.html

メモリーカード(メモリー カード)とは - コトバンク

https://thingmedia.jp/2320